スリムケースNODE 202でミドルレンジPCを組んでみた

はじめに

Fractal Design の NODE 202 という Mini-ITX 対応スリム PC ケースにミドルレンジゲーミング PC を組んでみた記録です。

Fractal Design NODE 202

とにかく小型なゲーミング PC を組みたく、いろいろ探していたところ、Fractal Design NODE 202 がバランスが取れていて良いという噂を聞き、デザインもシンプルで自分好みだったので、購入しました。
Node 202 — Fractal Design
https://www.fractal-design.com/ja/products/cases/node/node-202/black/
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スペック

目標は次のとおりです。
  • ゲームもするし動画エンコードもするし普段使いもするので、静音とまでいかなくても、静かで光らないようにしたい
  • ゲームはETS2Cities:Skylinesオープンワールドゲーム・簡単な VR ゲームが画質高で 60FPS がでるくらいでプレイしたい
  • パーツの使い回しがきくよう、Skylake または KabyLake にしたい
  • コスパを高くしたい
目標を踏まえて、下記のスペックとしました。
OSWindows 10 Pro (使い回し)
CPUIntel Core i7-7700 @3.60GHz (新規購入)
クーラーRAIJINTEK ZELOS (使い回し)
メモリPC4-17000(DDR4-2133) 16GB (使い回し)
GPUMSI GeForce GTX 1060 AERO ITX 6G OC (新規購入)
MBGA-H170N-WIFI (使い回し)
ストレージ
・SSD 256GB CSSD-S6T256NHG6Z (THNSNJ256GCSY) (新規購入) →信頼と実績のMLC NAND(絶滅危惧種)を搭載!

・SSD 120GB インテル SSD 320 シリーズ (SSDSA2CW120G3) (使い回し) →さすがに容量が少なくてサブにしました。

・HDD 1TB MQ01ABD100 (使い回し) →静音性がとても高いHDDです。
電源Corsair SF450 (使い回し)

補足

CPU

CPU は i7-7700 にしました。使い回す Skylake 用のマザーボードで装着できる 2 番目に高級な CPU となります。今回は電源が 450W しかないのでオーバークロックモデルは選べず、i5-7600 とかなり悩みました。結局 C:S など多コア向きなゲームをすることが多いことと、i7-7700 がキリ番で覚えやすい(?)のもあり、思い切って購入しました。
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GPU

GPU は GTX 1060 6GB モデルにしました。メモリ&VRAM 爆食いの C:S の他、最適化がされていないゲームなどもやることが多く、VRAM 不足でゲームは落ちることがありました。
そこで、VRAM が 6GB 搭載されている GTX 1060 としました。GTX 1060 ならば、なんとか VR ゲームもプレイできます。
MSI GeForce GTX 1060 AERO ITX 6G OC はとてもコンパクトで、今回のような小型ケースでも余裕で入ります。

電源

今回購入していませんが、電源をご紹介。
Corsair SF450 は、1 系統 12V 37.5A の出力ができる 80PLUS GOLD の SFX 電源ユニットです。フルモジュラーなので小型 PC にもってこいです。
今回の構成では、最大負荷で 450W の 60%くらいなのでちょうどよいと思っています。あまり熱を持たず、変換効率高いんだなぁと実感します。
また、12V 電源 ON 時と OFF 時にリレーの「カチッ」と音がする電源で、LED を見なくても電源は落ちたのがわかって安心します。
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組み立て

組み立て後はこうなりました。思ったよりも組み立てしやすかったです。
NODE 202でPCを組み立て側面から撮影した写真

グラフィックボード

スリムケースなのでグラフィックボードはアタッチメントを付けて角度を変えます。
PCIE を90度回転するアタッチメント
マザーボードにはしっかり固定できました。
アタッチメントをマザーボードに取り付けた拡大写真
ただ、マザーボードとアタッチメントの間がなんだか絶妙に浮いているのです。どうやって精度を確保しているのだろうとは思っていたのですが、やはり限界があると思いました。とはいえ、通電には問題なさそうでした。
グラフィックボードの取り付けがアタッチメントに対して斜めになっているように見える
とにかくコンパクトなグラフィックボードだったので、スペースにはかなり余裕があります。オプションのケースファンが付けられました。
グラフィックボードの隣にケースファンを設置できた
ここにもスペースが残りました。
グラフィックボードとケースの間に隙間がある
やはり精度の問題でネジ締めがしにくい上に、ネジの材質が柔らかく、1 本ネジ穴が潰れてしまいました。ストックしてあったインチネジで代用しました。
ケースのネジを1つストックしてあったインチネジに置き換え

ストレージ

ストレージの固定が独特です。2.5 インチのストレージ底面をネジで固定します。電源や SATA ケーブルも L 字のため、取り付ける前からどの向きが一番配線しやすいか、シミュレーションしました。赤いストレージは HDD 壊したくなかったので仮で付けた SSD です。
ストレージアタッチメントを取り出し、SSD2台を取り付けてSATAケーブルを取り付けてシミュレーションをした
試行錯誤中。
ストレージアタッチメントを取り出し、SSD2台を取り付けてSATAケーブルと電源ケーブルを取り付けてシミュレーションをした。ケーブルが絡まっている
電源ケーブルが折れてしまいますが、この方法にしました。
ストレージアタッチメントを取り出し、SSD2台を取り付けてSATAケーブルと電源ケーブルを取り付けてシミュレーションをした。完成形
ケースに装着したらこうなります。このケースの中はとにかく窮屈なところで、ケーブルのシミュレーションはいかに大切なのがおわかりいただけるのではないでしょうか。どうしてもケーブルが引っ張られてストレージに負荷がかかってしまいます。L 字でなければ設置できない可能性があります。
追加で画像右側に SSD 1 台を両面テープで設置しています。
ストレージアタッチメントをケースに取り付け、ケーブルスペースがほとんどない

CPU クーラー・ケースファン

CPU クーラーとケースファンを固定するときにバックパネルの取り外しが必要なのですが、このケースはツメで固定されており取り外しに苦労しました。
フロントの器具類が引っかかって壊しそうになりました。
フロントUSBがケースにひっかかる
フィルターにケースファンがひっかかるのでファンガードを付けています。
ケースファンにファンガードを取り付けた
フィルター掃除するときもバックパネルを外さなければならないのは辛いです。掃除機で半分くらい取れますが。
PCケースにファンフィルタを取り付け。ケースを取り外さないとアクセスができない
CPU クーラーも無事取り付けられました。
マザーボードを裏から見る ケースに取り付けながらもアクセス可能で裏側からネジ締めできた

アクセスランプ

画像下、このケースにアクセスランプが付いていなかったので、無理矢理取り付けました。アクセスランプで安心するマンなのです。
ケースのLEDにアクセスランプを増設した

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