第二種電気工事士を取ったら一瞬で元を取れた件
はじめに
この記事では、国家資格である第二種電気工事士を取った Web エンジニアが、電気工事士の資格を取ったことで得られたメリットについて紹介します。
私事ですが、資格取得を通じて勉強するのが趣味でして、執筆時点では下記の資格を保有しています。
- Certified ScrumMaster® (CSM®)
- 情報処理安全確保支援士
- 情報処理安全確保支援士試験
- 応用情報技術者試験
- 基本情報技術者試験
- IT パスポート試験
- パソコン検定 3 級, 準 2 級, 2 級
- 第二種電気工事士
- 床上操作式クレーン運転作業者
- 玉掛け作業者
- 足場計画作成参画者
- 品質管理検定 3 級
- 準中型自動車免許(5t)

実はこの中で一番役に立っている資格が「第二種電気工事士」です。
第二種電気工事士とは
第二種電気工事士とは、いわゆる士業の 1 つで、電気工事士法に基づいて国家資格として認定されています。この資格を持っていなければ、一般用電気工作物に係る電気工事の作業に従事してはならないと定められています。
作業自体は簡単に出来ることが多いため、無資格で作業してしまう話を聞きます。しかし、正しい知識や技能がないと、接触不良により火事を引き起こしたり、心線が露出することで他の人が感電したりする可能性があり非常に危険です。ちなみに、無資格で作業すると懲役 3 か月以下または 3 万円以下の罰金に処されます(令和 5 年 3 月 20 日施行 電気工事士法)。
第二種電気工事士を取得する方法
思われているよりは難しくない試験です。試験は一般財団法人電気技術者試験センターが年 2 回実施しており、筆記試験と技能試験があります。
筆記試験は分量が多いですが、基本的には知識問題が多いので、対策本一冊で OK です。
一方技能試験は、実際に配線図が出されて、机の上で施工するという試験です。事前に候補問題が公表されており、その中から 1 問が出るので全部練習すれば OK です。ただし、1 箇所でも重大な欠陥があれば即不合格です。心線がはみ出していたり、絶縁体に傷が入っているなどです。
これらの欠陥基準も公表されており、さらに技能試験用の練習キットや工具セットが市販されています。講習に行くことなく独学で練習できます。
私は 2 万円ほどで対策本一冊、練習キットと工具セットを買い揃え、3 ヶ月ほど独学で準備をし一発合格しました。
合格後は、免状を発行してもらうために住民登録している都道府県において手続きをする必要があります。
手続き後、免状が郵送されてきたら、工事することが出来ます。有効期限はないので、一度取得すればずっと活用できます。
第二種電気工事士として行った作業の例
取得した第二種電気工事士として、これまでに自宅などで行った作業の例を紹介します。