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Webエンジニアが独学で第二種電気工事士を取ったら一瞬で元が取れた件

この記事では、国家資格である第二種電気工事士を取ったWebエンジニアが、電気工事士の資格を取ったことで得られたメリットについて紹介します。
サクッと読みたい方は、下記のスライドをご覧ください。


はじめに

私事ですが、資格取得を通じて勉強するのが趣味でして、執筆時点では下記の資格を保有しています。

  • Certified ScrumMaster® (CSM®)

  • 情報処理安全確保支援士 (017758号)

  • 情報処理安全確保支援士試験

  • 応用情報技術者試験

  • 基本情報技術者試験

  • ITパスポート試験

  • パソコン検定3級, 準2級, 2級

  • 第二種電気工事士

  • 床上操作式クレーン運転作業者

  • 玉掛け作業者

  • 足場計画作成参画者

  • 品質管理検定3級

  • 準中型自動車免許(5t)

筆者が所有してる資格証明書の写真
(複製防止の為、画質劣化させています)

実はこの中で一番役に立っている資格が「第二種電気工事士」です。

第二種電気工事士とは

第二種電気工事士とは、いわゆる士業の1つで、電気工事士法に基づいて国家資格として認定されています。この資格を持っていなければ、一般用電気工作物に係る電気工事の作業に従事してはならないと定められています。

作業自体は簡単に出来ることが多いため、無資格で作業してしまう話を聞きます。しかし、正しい知識や技能がないと、接触不良により火災を引き起こしたり、心線が露出することで他の人が感電して死傷したりする可能性があり非常に危険です。ちなみに、無資格で作業すると懲役3か月以下または3万円以下の罰金に処されます(令和 5 年 3 月 20 日施行 電気工事士法)。

第二種電気工事士を取得する方法

思われているよりは難しくない試験です。試験は一般財団法人電気技術者試験センターが年2回実施しており、筆記試験と技能試験があります。

筆記試験は分量が多いですが、基本的には知識問題が多いので、対策本一冊でOKです。

一方技能試験は、実際に配線図が出されて、机の上で施工するという試験です。事前に候補問題が公表されており、その中から1問が出るので全部練習すればOKです。ただし、1箇所でも重大な欠陥があれば即不合格です。心線がはみ出していたり、絶縁体に傷が入っているなどです。

これらの欠陥基準も公表されており、さらに技能試験用の練習キットや工具セットが市販されています。講習に行くことなく独学で練習できます。

私は3万円ほどで対策本一冊、練習キットと工具セットを買い揃え、3ヶ月ほど独学で準備をし一発合格しました。

合格後は、免状を発行してもらうために住民登録している都道府県において手続きをする必要があります。

手続き後、免状が郵送されてきたら、工事することが出来ます。有効期限はないので、一度取得すればずっと活用できます。

第二種電気工事士として行った作業の例

取得した第二種電気工事士として、これまでに自宅などで行った作業の例を紹介します。

電源スイッチの交換

電源スイッチをナショナルの「フルカラー」からパナソニックの「ワイド 21」へ交換した画像

電源スイッチを旧ナショナルの「フルカラー」からパナソニックの「ワイド21」へ交換しました。

およそ一箇所あたり材料費約1,000円のみで済みました。頻繁に触る部分で目線が行きやすいので、電源スイッチ1つ変わるだけで部屋の印象がかなり変わります。

電気屋さんに依頼すると工事費、出張費、処理料金などがかかることがありますが、自分で行うとこれらが無料です。 (電気屋さんが捨てると産業廃棄物となりますが、家庭内で個人として作業して捨てれば不燃ごみになります)

さらに材料はアマゾンや楽天市場を始めとしたECサイトや、ホームセンターで安く購入できお得です。

これだけでも、電気屋さんに依頼するよりも数千円単位で安くなります。

コンセントの交換

コンセントをナショナルの「フルカラー」からパナソニックの「ワイド 21」へ交換した画像

さらに、コンセントが経年劣化によりプラグが抜けやすくなって危険だったため、交換しました。また、こちらも「フルカラー」から「ワイド21」に交換したことで見た目も良くなりました。
スイッチと同様に電気屋さんに依頼するよりも数千円単位で安くなります。

換気扇の交換

集中換気扇を後続の上位機種に交換した画像。スイッチも風量切り替えが出来るものに変更

実家で長年使用していた集中換気扇が経年劣化で音が大きくなってきたので、後続の上位機種に交換しました。 (ACモーターからDCモーターへ変更)

ついでに配線を変更し、スイッチも増設して強弱の切り替えを可能にしました。

ヤフーショッピングで最安値の商品を購入し、廃棄も不燃ごみで出すことが出来ました。そのため、費用は換気扇本体の約3万円のみとなりました。

一方、工事屋さん.comにおいては、交換時コミコミで約5万円と表示されていたため、約2万円ほど得をしたことなります。

第二種電気工事士を取得するメリット

第二種電気工事士を取得してから、様々な工事ができました。下記のようなメリットがありました。

  • 電気工事を依頼するよりも工事が安く済む

  • カタログを眺めて部品を自由に選定できる

  • 配線を変えて、より使いやすくカスタマイズできる

  • 現職で食べていけなくなった時のためのセカンドキャリアとしても!?

  • DIYは楽しい!!!!

まとめ

みなさんも第二種電気工事士を取得しましょう!


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