コンパクトなクーラー「SST-AR11」をスリムケース「NODE 202」に入れてみた

はじめに

超小型 CPU クーラー「SST-AR11」をスリムケース「NODE 202」に入れてミドルレンジゲーミング PC を組んでみた記録です。

PC の環境

現在の PC の環境は下記のとおりです。
CPUIntel Core i7-7700 @3.60GHz → OCなしでTdPは65 W
クーラーRAIJINTEK ZELOS → 壊れた!
ケースFractal Design NODE 202 → CPUクーラーの高さ 56 mmまで!
こちらで組み立ての様子を公開しています。
スリムケースNODE 202でミドルレンジPCを組んでみた
https://bicstone.me/fractal-design-node-202/

RAIJINTEK ZELOS が壊れた

CPU クーラーが壊れるという人生初の経験をしました。
このクーラーのボルト部は、六角の穴に六角のボルトを接着剤で固定しているのですが、接着剤が溶けて(熱で?)、ボルトが空回りする状態になったのです。外すのに 1 時間以上かかりました。また取り付けたら二度と外せない気がしたので廃棄することにしました。
レビューサイトでも何件か報告がありました。代理店も把握しているみたいです。
価格.com - 『ナットの締めすぎにはご注意を』 RAIJINTEK ZELOS 0R100003 Ayum.さんのレビュー評価・評判
https://review.kakaku.com/review/K0000673972/ReviewCD=1017872/

新しいクーラーを購入

新しいクーラーを購入しました。Silver Stone の「SST-AR11」です。
前のクーラーの作りがあまりにもだったので、RAIJINTEK を除いて、できるだけ許容 TdP が高く、高さ 56 mm までのクーラーを探して見つけました。
Amazon | SilverStone ARGONシリーズ 高さ47mmロープロファイルCPUクーラー H.D.C構造 SST-AR11 | Silver Stone | CPUファン 通販
https://amzn.to/3tZ7NTX
パッケージです。やはり小さくていいですね。
SST-AR11 のパッケージ CPU本体並みに小さい包装
この CPU クーラーを選定した理由として、ヒートパイプが 4 本あり、しかもとてつもない折曲げをしていて感銘を受けたからです。できるだけヒートシンクを大きくしようとする設計でよく冷えそうです。
実際に、許容 TdP 95 W とのことで Intel Core i7-7700 はかなり余裕があります。Intel Core i7-7700k でも 91 W なのでまだいけます。
SST-AR11 を裏から撮影、ヒートシンクが4本ある

ファンが五月蝿い

しかし、この付属ファンはとても騒音が大きいです。低速でもモーター音と振動が多く、スリムケースではかなり音が響きます。
SST-AR11 の外観
そこで、ファンは RAIJINTEK ZELOS のものに置き換えました。同じ 92mm ファンなので互換性があります。
全速での騒音比較の動画です。
圧倒的に ZELOS が静かですね。クーラーは完全に壊れましたが、ファンだけでも使い回せてよかったです。
ということで付け替えました。これが、RAIJINTEK ZELOS ですと言っても気付かれなさそうですね。実は、組み立ての記事では、RAIJINTEK ZELOS ですと言いながら SST-AR11 に付け替えた後でした w。
ZELOSのファンを付けたSST-AR11

(余談)トリックアートみたいな写真

適当に写真撮っていたらおもしろい写真が撮れたので貼っておきます。
ヒートパイプの間の金属が浮いているように見えませんか?
SST-AR11のヒートパイプの削られた部分が影に見えるため、ヒートパイプが凹んで見える
実際はこのようにヒートパイプが削られて平面になっています。
SST-AR11のヒートパイプを削られた部分の拡大

取り付け

取り付けは最近の CPU クーラーでよく見かけるネジ止め式です。バックパネルはありませんが、軽いので問題ないでしょう。
マザーボードを裏側からみた写真 クーラーがネジ止めされている
ギリギリで取り付けられました。ギリギリなのはウキウキしますね(?)。
PCを斜めからみた写真 SST-AR11とメモリーが数センチの隙間しかない
コンデンサとの隙間は紙 1 枚くらいです(!)。
SST-AR11とマザーボードのコンデンサとの隙間が紙1枚ほどしかない
メモリとの隙間は十分ありました。
PCを天面からみた写真 SST-AR11とメモリとの隙間は数cmある
USB との隙間もありました。
PCを天面からみた写真 SST-AR11とUSBソケットとの隙間は数cmある
測定はしていないのですが、CPU100%でも 70 度超えていませんでした。ファンが高速で回れば十分に熱が放出できていました。
しかし、通常時に思ったより温度が上がりファンは回る傾向があります。熱が籠もりやすいということなので、ケースの問題だと考えられます。

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